【コラム】脳外科医が考える脱毛原因と予防

みなさんこんにちはマッスルdrです。

今回はいつもとは違って、私が以前悩んでいた脱毛に関して解説したいと思います。
今回の記事は主に男性向けの脱毛対策で、脱毛の原因などは女性の方も同様ですので参考にしてみてください。

*脳神経外科であり、普段手術で頭皮にメスを入れる経験や頭に関する解剖学などをもとに解説しています。
美容整形外科の専門ではありませんのであくまで個人的意見です。

目次


○経験談 

 私は20代の頃からAGA(Androgenetic Alopecia:男性型脱毛症)に悩んでいました。一時はボーズにすることも考えましたが、塗り薬の治療とセルフ頭皮マッサージで治療しました。

 はじめはストレスや食生活が原因と考え、市販薬や美容室で薬を購入し、さまざまなケアを行いましたがなかなか改善しませんでした。

 医師になり不規則な生活でさらに脱毛は進行しました。しかし、頭皮の解剖や脱毛の原因を勉強することで自分に合ったケアと薬を見つけたので紹介します。

頭皮ケア:過度の刺激や乾燥を防ぐ⇨入浴時に頭皮を擦りすぎたり、マッサージの際に刺激を与えすぎない。

頭皮マッサージ:血流に沿って適度にマッサージを行い、血流促進を促す。

生活習慣の見直し:高血圧に気をつけ、バランスの良い食事を行う。

おすすめの市販薬:リアップX5
 市販薬でお勧めできる唯一の薬です。
 楽天マラソンの時期にまとめて購入でお買い得です。また、ネットで購入することで、店舗で薬剤師さんにカウンセリングを受けるという一手間を行わずに済みます。

*効果がありすぎる場合やアレルギーのある方もいるので初回は1本購入試使用することをおすすめします。



○頭皮の解剖と血流の関係

 普段脱毛の解説を見ていると頭皮の解剖や血流についてあまり詳しく解説されていないため、今回解説させていただきます。

 頭皮を栄養する大きな血管は4本あります。

浅側頭動脈(せんそくとう):耳の前側から頭のテッペンとこめかみに向かって流れていきます。

後頭動脈:首の後ろから頭のテッペンに向かって、首では一部筋肉の中を通りながら、走行します。

*左右に1本ずつあるため、合計で4本です。これらの血管を意識しながら頭皮マッサージをすることが重要です。また、この血流が少ない部分が剥げやすい部位と一致します。

血流が弱いところから脱毛は始まります。

・頭皮の解剖

 毛根は表皮の下に埋まっていて、その下に僧帽腱膜と呼ばれる血流が豊富な層があります。筋肉はさらにその下にあります。

*生え際からつむじのあたりは筋肉の層はありません。


○AGAとは

 思春期以降の男性に見られる、生え際や頭頂部が薄くなってくることです。ホルモンや遺伝の関係が報告されています。ヘアサイクル(けが生えてから抜けるまで)が徐々に短くなることで薄毛が目立ってくることです。


○脱毛の原因

・毛穴の炎症や油脂による発毛阻害と脱毛

・ストレスや血流障害による抜け毛の増加


○予防・治療法

 一番効果的な方法は専門の病院で治療をしてもらうことだと思います。しかし、私自身病院に行くことは抵抗があり、治療費も少し抑えたいため自分で治療を行いました。

・刺激や余分な油脂を抑えて炎症を減らす。

・頭皮マッサージや薬による血流の改善

・高血圧を治療し、末梢血管の障害を改善する。


 今回は体験談を中心に脱毛について解説しました。私は脳神経外科医であるため、脱毛治療は専門ではありません。しかし、頭の解剖を学習するうちに脱毛は血管の少ない部分から始まり、高血圧などで頭皮を栄養する微小血管が障害され、脱毛が進行すると感じました

ポイント

頭皮を刺激しすぎない
高血圧を治療する
・リアップX5などの医薬品を使用する

2回目以降でネットで大量購入するとお得ですのでぜひ参考にしてみてください。私も楽天でポイント還元時に購入するこで30%Offで購入し、年間5万円ほどで治療を続けています。専門機関にもよりますがクリニックでの治療は30万円以上の治療費がかかるところもあります。その分の治療効果はあると思いますが、時間がない方や医療費を抑えたい方にはネットでの購入がお勧めです。


*今回の記事は一部専門外であるため間違った概要などが含まれる場合もあると思います。もし、不明な場合はコメントなどをお願いします。

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