治る認知症、突然忘れっぽくなったら一度病院に

みなさんこんにちはマッスルDrです。

近年、平均寿命が伸びて認知症で困っている患者さん・家族が多いと思います。
年齢と共に物忘れが増えることは普通のことです。しかし、症状が進行すると認知症として日常生活に支障が出てきます。😫

皆さんもよく、認知症とテレビなどで聞くことがあると思います。
アルツハイマー型認知症脳血管性認知症(脳梗塞などが原因)の認知症は残念ながら治すことはできません。

しかし、認知症の中には治るものもあります。
しかし、「年齢なので仕方ない」と検査もせずにそのままにされている患者さんもいます。

今回は認知症の中に隠れている”治る認知症”の原因を説明したいと思います。

治る認知症

 *私の専門の脳神経外科の疾患である、上の3つを今回は詳しく説明したいと思います。


○特発性正常圧水頭症

 複雑な名前ですが、病気の状態は”頭の中に水(髄液)が溜ま病気”です。
 症状は、忘れっぽい、小刻みに歩いてフラフラしている、おしっこが間に合わないなどです。

原因ははっきりとしていませんが、MRI検査で診断ができます。
手術で頭からお腹までチューブをつなげる手術で症状が劇的に改善します。


○慢性硬膜下血腫

高齢者に多い病気で、頭を強く打ってから1−2ヶ月間でじわじわと頭に血が溜まり、脳を圧迫する病気です。
 症状は物忘れオシッコが間に合わないなど、徐々に手足に力が入りにくくなります
 そのままにしていると命も失う可能性のある病気です。

検査はCT検査やMRI検査で可能です。
治療は手術が必要ですが、脳外科の手術の中では比較的容易な手術です。

詳しく記事にしてますので、そちらもご覧ください。
記事:認知症と間違われやすい慢性硬膜下血腫!転倒後の高齢者に注意


○脳炎

 以前の頭痛の記事でも出てきましたが、認知症の症状が出る場合もあります。
 ねつやかぜ症状を伴うことがあり、強い頭痛があり、命の危険も伴う病気です。

MRI検査や髄液検査などで調べることができます。
抗生剤で細菌を倒す治療を行います。

このように認知症を示す、原因の病気があり、中には治すことができる病気もあります。
歳を取るにつれて忘れっぽくなることはありますが突然症状が進んだ場合は検査をお勧めします

最近では認知症外来と呼ばれる、認知症専門の外来もありますので、受診するのもお勧めです。
一度MRI検査を受けることをお勧めします。


その他の病気に関してもまとめていますので目次から選択してご覧ください。

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