【コラム】ダイエットの大敵!!お酒は筋肉を溶かす??
みなさんこんにちはマッスルDrです。
今年はコロナの影響で忘年会は自粛ムードですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
今回はアルコールと病気の関係、「アルコールで筋肉が解ける」と言われる意味を解説させていただきます。
○適正飲酒とは?むしろアルコールはゼロの方がいい?
学生時代は忘年会でよくビールを飲んでいました。
最近は、筋トレと減量をきっかけにアルコールは一切飲まなくなりました。
以前は適正飲酒ととばれ、アルコール20g(日本酒は1合、ビールは350ml)ほど飲んだ方が健康にいいと言われていました。
しかし、2018年にlancetと呼ばれる世界的論文で、現在の20gよりさらに少量の週100g以下や摂取量は”ゼロ”の方がいいとの見解も発表されました。
ただし、私自身もお酒は大好きでしたので、いきなり”ゼロ”の方がいいと言われても戸惑う方も多いと思います。
アルコールが一日60gを超える過度の飲酒は、癌などのリスクになると元々報告されているため、過度の飲酒を控えてお酒を楽しむのがいいと考えられます。過度の飲酒はくも膜下出血などの出血のリスクでもあります。
お酒を飲み過ぎると脳に良くない?大量飲酒は脳卒中や認知症の原因 | https://docotormuscle.com/post-184/
○アルコールと筋肉の関係?筋トレ後のアルコールはNG?
以前からアルコールは筋トレやダイエットの大敵とされています。
その理由はいくつかあると思いますが
・筋肉合成の低下
・コルチゾールの分泌により血糖値の上昇
・糖質・アルコールによるカロリーの上昇 などが原因と考えられます。
1.筋肉合成の低下
アルコールの摂取により男性ホルモンの1つであるテストステロンの低下や筋肉合成シグナルが低下すると考えられています。そのため、”筋トレ後のアルコール摂取は控える方がいい”と考えられます。
2.コルチゾールの分泌により血糖値の上昇
アルコール摂取により、コルチゾールの分泌が上昇します。
コルチゾールは朝に分泌が多いホルモンですが、血糖値を上昇させるホルモンです。
エネルギーが不足した場合は、筋肉もエネルギー源として分解されるため、「筋肉を溶かす」と言われる原因かもしれません。
3.糖質・アルコールによるカロリーの上昇
お酒の中には糖質を多く含むものもあります。ビールやワイン、日本酒は糖質を多く含んでいます。中には糖質ゼロもありますが、アルコール自体にもカロリーがあります。
また、私の場合はお酒を飲むとついつい気が緩んでしまい、ついついご飯を食べ過ぎてしまいました。ビールなどの炭酸を含むものは食欲増進効果があるので注意が必要です。
○アルコールを飲むなら〜お酒の種類の選びから・減量期の対策〜
減量中は糖質が気になる方も多いと思います。そのため糖質の少ない、ウイスキーやウオッカ、焼酎などの蒸留酒がお勧めです。然りウイスキーやウオッカはアルコール度数が高いため、アルコールの過度の摂取に注意が必要です。
そのため、炭酸で割っているハイボールがお勧めです。よくライザップでもハイボールなどが勧められています。
今回はアルコールと筋肉に関して解説しました。私は、ダイエットきっかけにアルコール摂取を行わなくなりました。
何か目標があるといいかもしれません。
ダイエットの記事もありますので合わせてご覧ください。
【コラム】脳外科医の本気のダイエット | https://docotormuscle.com/post-145/
*最新のガイドラインや書籍を参考に記事を作成し、最新の内容にアップデートしますが、医療は日々進歩しているため、中には間違った内容が含まれる場合があります。
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