怖くない頭痛

みなさんこんにちはマッスルDrです。

頭の病気で一番患者さんの症状として多いのは”頭痛😓”だと思います。日本人の約3-4人に1人は頭痛を感じていると報告されています。

どのような頭痛がある時、みなさんは心配になって医療機関を受診されますが、それはどのような頭痛の時でしょうか？
・強い痛み
・ずっと続く痛み

人によって痛みの感じ方は違うため、はっきりとした基準はありませんが、今回は危険性の低い頭痛について説明したいとおもいます。

○1次性頭痛

怖くない頭痛と言っても、困っている人は多いです。その代表が偏頭痛と緊張型頭痛（肩こりからくる頭痛）です。これは1次性頭痛と呼ばれ、脳に特に異常がない頭痛です。脳外科の外来を受診される方の多くはこの頭痛です。

○偏頭痛
・頭の片方
・ズキズキ
・ヒカリや匂いで痛みが強くなる。
などの症状が一般的で、女性におおく痛みを感じる前に、チカチカとした目眩や顔のチクチク感を感じる人がいます。

日本では約8.4%の方が偏頭痛もちで、この内の74%は日常生活に支障をきたしています。脳に異常が起こっていないからといって日常生活にこれほどまで多く支障をきたしているため、治療をお勧めします。

治療は主に痛み止めなどの薬を使いますが、トリプタン製剤と呼ばれる偏頭痛に有効な薬もあります。症状がある方は一度病院を受診してください。

○緊張型頭痛（肩こりからくる頭痛）
・頭の両方
・頭が締め付けられる痛み
・運動やお風呂の後、起きた時は痛みがよくなる

過度の緊張やストレス、肩こりからくる頭痛であり、慢性頭痛の中では最も患者が多いです。頭全体から首の後ろ、肩にかけて締めつけや圧迫感があります。中高年の患者さんが多いですが、パソコン仕事が多い若い患者さんも増えています。

痛み止めや漢方などを主に使用します。ストレスが原因の方では抗うつ薬を使う場合もあります。適度な運動やストレッチも有効です。お風呂で血流をよくし、睡眠をしっかり取ることも重要です。

今回は怖くない頭痛を簡単に説明しましたが、怖くないのと困っていない訳ではありません。中には脳に異常がある2次性頭痛が隠れている場合もあるので、頭痛がある場合は一度病院でしっかりと調べることも大事です。

その他の病気に関してもまとめていますので目次から選択してご覧ください。

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